住居を占拠するスクワッターというやり方が欧米でブーム

スクワットという言葉を聞いたことはあるでしょうか、日本語訳で不法占拠という意味で、スクワッターはそれをする人という意味になります。不法占拠というと何か政治的にやばい組織の行為なんじゃないか、犯罪行為なのではないかと悪い面ばかりがありますが、これは歴史的にある価値観のことなんです。

スクワッター、無断居住という考え方

オーストラリアで発祥したといわれ、半世紀近く前、住宅環境の悪かった頃に、資本主義的や物質主義を捨てた、昔のヒッピーとも近い人々が、古いデパートや工場といった廃墟、空き家空き家や空きビル、居住者が留守中の家屋などを無断で住みだしたことで始まりました。
政治的な意味合いがあり、単純に住むということで社会へのメッセージを伝えたかった、体で己を表現しているとも言えます。
実際に住む人は、移民や貧困層、金のないミュージシャンや若い芸術家などで、イギリスやオランダ、ドイツなどではなんと、この行為は合法であるとされてきた歴史があります。
これはびっくりですよね、人の家や物件に勝手に住み着いて法律的には大丈夫なんておかしいと思いますよね。もし自分の家に勝手に人が住まれたら嫌ですし、それで法律的に大丈夫だったらまず怒りますよね。考え方としては、ベーシックインカムじゃないですけど、全ての人が平等に暮らす権利があるという主張であると言えます。無駄に土地があるにもかかわらず、無駄に財産を置いておくなら、住ませるべきじゃないかということです。これは、実際に住む権利も何年か済めば所有権が認められるということで、なんだか内縁の妻みたいな実質的な住人みたいな扱いになってくるというらしいです。

日本で不法占拠したら…

じゃあ明日から高級マンションに侵入して住み着こう、こんなことをしたら犯罪です。日本ではまだまだ認められていませんが、ホームレスもいわば不法占拠、人間をすませるのは権利なのかどうなのかと考えると難しい。千葉県の松戸市ではMADcityと言って西口の半径500メートルエリアをクリエイティブな自治区としてブランディングし、文化的な意味合いを記号化するという活動もあります。まずは友達の家に住み着いて、というと鬱陶しいと思われそうですが、住むということを考えるという意味では、無駄に高い家賃を払いっている現状を考えるきっかけになればと思います。